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アスペルガー症候群③(父と他人)

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・父と他人

他人との関わりについて、昔のことで聞いた話をいくつか述べる。

 

父が昔、一番仲良しだったという人に父の母(私の祖母)がそのことを問うたら、全然仲良くなかったと否定されたという。祖母は相当驚いていたそうだ。

その人はとても優しい人らしく、集団の中で浮いてしまいがちで友達もできにくいアスペルガー症候群の人にとって、優しくしてくれていたので、仲が良い友達だったという認識を持っていたのだと想像できる。

 

中学生のとき、父をいじめる強い生徒がたまたまいない日に手下の弱い生徒を父が殴って、祖母は謝りに行ったそうだ。

アスペルガー症候群の子はよく孤立して、しばしばいじめに合う。そして、たまに怒りが爆発して殴りかかる、叫びだす、という話はよく聞く。いじめていた本人がいなかった時に、手下の弱い子だったら勝てると思って行動したのだろう。

 

高校時代、英語の先生にいろいろ調べてたくさん細かい質問をしてこまらせたこと。

 アスペルガー症候群の人は関心事を持つとこだわりが非常に強く、細かい疑問も解決しないと気が済まないので、先生に質問攻めして困らすという話もよく聞く。

先生を困らすといった行動は、「わざと」やっているわけではなくて「周囲が困る」ということの認識不足のことが多い。つまり相手の気持ちを理解することのできないことから現れてくる行動なのだ。

 

大学時代、ある先生に夏休みに自分だけ膨大な量の課題を出され、未だに恨んでいること。

 アスペルガー症候群人は否定的な言動に対して敏感だ。記憶力も非常に良いことが多いので、後々まで尾を引きがちだ。

小学校の一年生の時に先生に叱られたことを覚えていて大人になってから唐突に教師の住所を調べて抗議の手紙を送ったりすることもある、という例を聞いてヒヤッとした。

私の父も、突然相当昔のことなのに何かを恨んでいることを話し出すのだ。